【呪術廻戦】釘崎 野薔薇(くぎさき のばら) セリフまとめ

【呪術廻戦】釘崎 野薔薇(くぎさき のばら) セリフまとめ

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釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)
声 – 瀬戸麻沙美[12][13][19]
都立呪術高専1年生。3級呪術師。本人曰く「盛岡まで4時間かかるクソ田舎」出身。
身長は160センチメートルないくらい。8月7日生まれ。
虎杖と同時期に呪術高専に入学したが、入学自体は以前から決まっていた。東京(都会)に対しての強い憧れを持つ一方で、彼女が小学校1年生の時に東京からの転校生である沙織ちゃんが村人たちの僻みによって追い出されたため、自身の故郷である田舎を嫌っている。
非常にサバサバした気性の持ち主で、口が悪く[19]、素人であるにも関わらず「呪いは危ない」と忠告してきた虎杖を蹴り飛ばすなど手が出るのも早い。一方で、呪霊に人質に取られた少年を助けるため自ら武器を捨てて丸腰になる、罪人である少年院の在院者を当然のように助けようとするなどの優しさも見せる。自らのアイデンティティーを強くもっており、丸腰の状態で真依に背後を取られていても平然と喧嘩を売るほど度胸がある。
自身の呪力を篭めた釘を打ち込んで相手を攻撃する術式「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」の使い手であり、対象から欠損した一部に釘を打ち込むことで対象本体にダメージを与える「共鳴り」(ともなり)や、対象に直接打ち込んで破壊する「簪(かんざし)」などを駆使する。武器として、五寸釘・金槌(交流会ではピコピコハンマー)、時折藁人形を使用する[20]。近接戦闘が苦手。
呪術高専に入学して以降は、暇があったら買い物に出るなどそこそこに東京を満喫している。
埼玉で呪胎九相図に遭遇した際、黒閃を経験する。
2018年10月31日の渋谷事変では、直毘人と真希の3人で渋谷へ向かうが、伊地知に連絡がつかなくなったので、新田明を安全な場所へ避難させる為に別行動をとる。その中で重面春太と交戦し、七海に助けられた。七海に五条が封印された話と、戦闘区域に入るのを止められるが、新田明を救護に引き渡した後、単独で戦闘区域に戻った。その後、真人の分身と交戦し優位に立っていたところを、本物の真人に触られ[21]、虎杖の目の前で左顔面を吹き飛ばされ、倒れる。その後は東堂と共に加勢に来た新田の応急処置を受けるも、生死に関しては不明。

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)は、芥見下々による日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2018年14号から連載中。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー・バトル漫画。

作品背景

本作は、『ジャンプGIGA』2017 vol.1から2017 vol.4まで連載されていた『東京都立呪術高等専門学校』をプロトタイプ兼正式な前日譚としている[1][2]。後に同作は2018年12月4日に『呪術廻戦 0巻 東京都立呪術高等専門学校』として発売された[1][2]。

他のジャンプ作品からの影響
芥見の担当編集者である片山は、芥見本人から聞いた話として、『BLEACH』からの影響が大きいとJUMP j BOOKSとのインタビューの中で明かしている[3]。また、片山は、芥見が漫画だけでなく国内外の映画や小説やテレビドラマを見ており、本作の画風や作風は様々なところから影響を受けているのだろうと推測している[3]。さらに、テレビアニメ版で主人公・虎杖悠仁を演じる榎木淳弥は原作を読んだ際、ストーリー構造が海外ドラマのようだったとSPICEとのインタビューの中で話している[4]。

キャラクター造形
「呪い」をテーマとした本作においては、呪霊と呼ばれる具現化した呪いと呪術師たちとの戦いが描かれる[5]。主人公の高校生・虎杖悠仁は自らの死に対しては達観しており、それは祖父を看取る場面などに現れている[5]。同時に、彼には「正しい死」を望む行動理念があり、天寿を全うする前に人々を殺す呪霊に対しては激しい敵意を向ける[5]。作者の芥見は虎杖のキャラクター造形の経緯について、親近感や頼もしさを感じるような、「近所にいたらいい」というタイプを想定したと、自身が審査員として参加したJUMP新世界漫画賞の連載企画にて、読者の質問に答える形で明らかにしている[6]。同時に、芥見は自身が苦手とする「少年漫画の主人公らしさ」を虎杖に押し付けたとも話しており、当初は彼のことを好きにならないだろうと思っていたが、真人戦から少し好きになったことも明かしている[6]。

呪霊たちは、人間の負の感情から生まれたという設定であり、その行動規範や命に対する価値観は人間と大きく異なる[7]。このため、呪霊たちが一般人を殺す場面はあえて軽く描かれている[7]。同時に、人間の死を軽んじる呪霊たちは、虎杖の生き方や信条を侮辱する存在でもあり、対立構造が出来上がっている[7]。たとえば、特級呪霊の一人である真人は、人間の魂に触れて武器や改造人間などに加工する能力を持っている[7]。一方で、芥見の担当編集者の片山は呪霊たちについて、欲求に対して素直な存在として描かれているため、心象を描く場面はあまり必要ないかもしれないとインタビューの中で述べている[8]。さらに、片山は、芥見が彼らを完全な悪として描いているわけではないとも話している[8]。キャラクターの造形にあたり、芥見は高校時代の受験勉強の小論文対策で得た「最初の一行で読み手の心をつかめ」というアドバイスを意識しているほか、読者にとって新しい視点を与えるキャラクターづくりを心掛けていると話している[9]。一方で、キャラクターの設定を固めすぎて自らの思考の切り売りになるのを防ぐため、設定は最小限にしているとも述べている[10]。たとえば、呪術師の一人である七海は「脱サラ」という記号と、大まかな過去や動機と性格だけで構築されており、彼の口から「世の中の大半は善人でも悪人でもない」という言葉が飛び出したときは、彼が他人に見えて安心したと芥見は振り返っている[10]。

東京都立呪術高等専門学校(0巻)
2016年11月、乙骨憂太には、婚約者の少女である特級過呪怨霊・祈本里香が取り憑いていた。同級生から執拗な嫌がらせを受けていた乙骨は、里香が彼らに重症を負わせたことで呪術師に拘束され、死刑を宣告される。しかし強大すぎた里香の力に術師側は尻込み、かつ呪術高専の教師・五条悟の勧めもあったことから、乙骨は2017年に東京都立呪術高等専門学校に転校する。

他者との関わりを畏れ、呪術師になることにも生きることにも消極的だった乙骨だが、個性豊かな同級生と関わる内に生きるための自信を持ち、里香を自分から解呪するために呪術師を目指すようになる。

乙骨の入学から1年弱が経った頃、かつて一般人を大量虐殺して呪術界を追放された特級呪詛師・夏油傑が突如現れる。非術師を殲滅し、呪術師だけの世界を目指す夏油は、乙骨達の前で2017年12月24日に、新宿・京都で、大勢の呪霊たちによる虐殺「百鬼夜行」を実行すると宣言する[11]。そして百鬼夜行当日、夏油は里香を手に入れるため、高専を襲撃する。安全のため高専に残っていた乙骨は激戦の末に夏油を倒し、同時に里香の解呪に成功し、物語は幕を閉じる。

呪術廻戦
始まり(1巻1話 – 5話)
2018年6月の宮城県仙台市から物語は始まる。

常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、両親の顔を知らず、祖父に育てられた。祖父が逝去した夜、虎杖の学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、人を襲う化物・呪霊が現れてしまう。虎杖は「呪物」回収のために現れた呪術師の伏黒恵と共に、取り残された先輩を救うため校舎へ乗り込む。しかし、そこで窮地に追い込まれてしまい、虎杖は力を得るため自ら呪物「宿儺の指」を食べ、特級呪物・両面宿儺が復活する[5]。

その後虎杖は「宿儺の器」として呪術師に捕らえられ、死刑を宣告される。しかし、特級呪術師の五条悟の提案により、「すべての宿儺の指を食してから死ぬ」という猶予が与えられる。

かくして虎杖は都立呪術高専に入学し、呪術師としての人生をスタートさせる。

呪胎戴天(じゅたいたいてん)編(1巻6話 – 2巻9話)
2018年7月、西東京市の少年院に特級呪霊の呪胎が出現し、虎杖、伏黒、そして釘崎野薔薇が人命救出のため派遣される。

3人は少年院の内部に入り、完全変態を遂げた特級呪霊と対峙する。虎杖は伏黒と釘崎を脱出させ、肉体の主導権を宿儺に渡して特級呪霊を祓わせる。しかし、今度は宿儺が暴れ始め、虎杖は抵抗した末に宿儺と共に命を落とす。

虎杖死亡後(2巻10話 – 3巻18話)
少年院での事件後、死亡した虎杖は宿儺と契約を結んだことで蘇生し、9月に京都校と行われる「交流会」に向けて、五条のもとで特訓を始める。伏黒と釘崎も、二年生のもとで特訓していた。

一方では、かつて「百鬼夜行」を起こした特級呪詛師・夏油傑が、人間の殲滅を目論む特級呪霊の漏瑚らと手を組み暗躍していた。夏油達は五条悟封印の計画を立て、実行日の10月31日に向けて、その準備に入る。

幼魚と逆罰(ようぎょとさかばち)編(3巻19話 – 4巻31話)
2018年9月、神奈川県川崎市で変死体が発見され、虎杖と1級呪術師の七海建人が派遣される。

調査の結果、事件の犯人である特級呪霊・真人と、現場で事件の一部始終を見ていた高校生・吉野順平の存在が明らかとなる。

順平は自身を虐めた者への復讐の為に真人に接触していたが、その後出会った虎杖と親密な仲になり、その出会いを通して、復讐を辞めようと決心しかける。

しかしその後、何者かによって順平の実母が殺され、自身を虐めた者が犯人だと思い込んだ順平は、呪術を用いて学校を襲撃する。その後止めに入った虎杖の必死の説得により順平は改心するが、その直後に真人が現れ、彼に呪殺される。

その後真人は、激昂した虎杖と合流した七海との激戦の末、大ダメージを負ってその場を撤退する。

こうして一連の事件はひとまず収束し、物語は呪術高専の交流会に向かう。

交流会編(4巻32話 – 7巻54話)
交流会当日、虎杖は伏黒達と合流する。

1回戦である団体戦では、飛び入り参加の虎杖は、京都校で最強の3年生・東堂葵の相手を担当することになる。一方、京都校は学長の差し金で「宿儺の器」である虎杖の抹殺を目論んでいた。

1回戦が始まり、早速虎杖は東堂と対峙する。最初こそは一方的に虎杖を痛めつけていた東堂だが、突如彼を「親友」とし、徹底的な指導を施す。その途中で他の京都校の生徒が虎杖の抹殺を試みるが、東堂と東京校の妨害で失敗し、そこから東京校と京都校の呪術戦が始まる。

しかし、その最中に夏油と手を組む呪霊・呪詛師が高専に侵入し、特級呪霊・花御が生徒達と交戦する。伏黒を始めとする多くの者達が戦闘不能になるが、虎杖・東堂の連携攻撃で花御は瀕死に陥り、最終的に五条が参戦したことで花御は撤退する。そのころ、真人は高専が保管していた特級呪物を奪取し、撤収した。

2回戦は本来の個人戦が急遽野球に変更され、東京校が勝利する。

結果、2018年の交流会は東京校の優勝で幕を閉じる。