廻廻奇譚 – TVアニメ『呪術廻戦』オープニングテーマ / Kaikai Kitan – Jujutsu Kaisen –
作曲 / Composed by: Eve
エレクトーン編曲 / Arranged for Electone by: 小林武 / Takeshi Kobayashi
演奏 / Played by: キョウコ / Kyoko
レッスンとは別枠、番外編として挑戦しました。
月刊エレクトーンに掲載されて以降たくさんの方が弾いていて、アレンジャーの小林武先生の音作りも凝っていると聞いて我慢できなくなりました(笑)。
– 前回アップした「ルパン三世’ 78 スカパラバージョン」から練習方法を変えましたが、この曲も「左手ベースを安定させる」ことから始めました。譜面のテンポ ♩=166 が自分の中のテンポ感と合わなかったため、最初から ♩=184 で弾くと決めて、このテンポでしっかりリズムに乗れるように。ドラムをよく聴いて「これをバンドでやるとしたら、ここが合ったら気持ちいいな」という部分がキマるようにしていきました。
– そこに歌を乗せていきましたが、滑舌悪い感じ(失礼)が特徴かな、と思い、歯切れよくなりすぎないように、でもなめらかにもなりすぎないように、MVを思い浮かべながら弾きました。特に「走って」「待ってる」などの撥音がそう聞こえるようにこだわりました。本当は「闇を祓って」と「まだ止めないで」の違いにもこだわりたかったですが、そこまではできず。
– ここまでできたところで、ひっかかっていたのが[Intro. II]と[D]のギター感。鍵盤だと最小でも半音単位で音が飛びますが、ギターだと本来その間があるためか、譜面のとおりスラーで弾いてもなんとなくしっくりこない部分があり。
そこで「ELC 02ヒロミ」さんの演奏動画に出会い、「2ndを使うようにレジストを変えた」と目にして「なるほど!」と参考にさせていただきました。
※ ELC 02ヒロミさんの「廻廻奇譚」:https://youtu.be/dThBXjH5fNw
私の場合は、アニメ版とライブ版、両方のMVを何度も視聴して「どの音でピッキングしているか(またはしていないか)」を考え、4小節目の「ドレ♭ドシ」を「レ♭でピッキングして、ピッキングせずにドに下りる」感じにすることに。セカンドエクスプレッションペダルにピッチベンドを設定して、レ♭を打鍵する直前に半音上のポジションに踏み込み、レ♭の音(鍵盤上はド)を弾いてからペダルを戻して次のドにいくことで、「レ♭ド」がなめらかにつながるようにしてみました。技術不足できっちり半音上がっていないところが出てしまいましたが、エンディングの「ドレ♭ドシ」はかなりイメージに近くできて、気に入っています!
– 全体的には「ノリノリでカッコいい」だけにならないよう、メリハリのある演奏を心がけました。
弾けば弾くほど楽しい中毒性があり、レッスン曲の練習に支障が出ないように、こちらの練習をセーブするほどでした。特にサビの「(誰よりも)聡く在る~」からのドラムのパターンが好きすぎて、ここに合わせるのは毎回アドレナリンが出ました(笑)。
自分がバンドやることはもうないだろうけど、こうして「合わせる楽しさ」を味わえて、アレンジャーの小林先生には本当に感謝しています!
持ち曲にして、いずれストリートエレクトーンで弾いてみたいと思っています。
使用楽譜: 月刊エレクトーン2021年4月号 (6級)
レジストデータ: 「ヤマハミュージックデータショップ」にて
https://yamahamusicdata.jp/data/71877
※ テンポ ♩=166 を ♩= 184 に変更、M3 のギターにセカンドエクスプレッションペダルによるピッチベンドを設定
使用楽器: ELS-02C
撮影日: 2021/04/24
コメントを書く