最新ネタバレ『呪術廻戦』143-144話!考察!ついに虎杖の過去が!?
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前回、直哉の術式が禅院家前当主・直毘人のものを受け継いでいることが分かりました。
直毘人のものは、超攻撃型の動きを多く準備していましたが、直哉の場合は、
相手からカウンターされることを前提とした動きを準備していたようです。
「赤鱗躍動」により動体視力を向上させた脹相が、直哉の動きに対応してきた際も、
脹相からのカウンターをさらにカウンターで返せるだけの準備がされていたほどです。
また、自身が嫌っているという武器を用いての攻撃も、脹相のタフネスを見て使用するなど、
信条よりも勝つための貪欲さを優先させるほどには、直哉の実力は正しいものと言えます。
しかし人間とは違い、長い時を過ごしてきた脹相は、「赤血操術」を加茂家とは違う形で発展させ、
自身のオリジナル技を編み出すほどに術式と向き合っていました。
これには、直哉も対応しきれず、「穿血」と同じ型から放たれた新技「超新星」をもろに受けてしまいます。
これで、直哉も戦闘不能に陥り、脹相が虎杖の元へと駆け付けるのかと思いきや、その虎杖を引きずりながら乙骨が登場しました!
一目見たときから乙骨とは戦ってはいけない、
と感じていた脹相が何かをできるはずもなく、一撃のうちに沈んでしまいました。
果たして、虎杖は死んでしまったのでしょうか?
呪術廻戦143話を紐解いていきましょう!
脹相の「超新星」を受けて、意識はあるものの動ける状態ではない直哉ですが、乙骨が救いの手を差し伸べます。
これまで、自身の桁違いの量の呪力を身にまとっての攻撃か、
リカちゃんによる攻撃しかしてこなかった乙骨ですが、反転術式により直哉を回復することができると言います。
ただし、タダでは回復してあげないようで、上層部に虎杖が死んだ旨の報告をして欲しいと頼みました。
死刑執行人である乙骨自身が直接報告しないのには、何か裏がありそうですが、
直哉には乙骨の反転術式を受ける以外に助かる道がありません。
というのも、脹相の血は半分は呪霊のものなので、
人間の体に入ってしまうと拒否反応を起こす、毒のような効果もあるのです。
この症状と前回の出血量により、直哉も脹相が純粋な人間ではないことを知ります。
時すでに遅しですが、戦闘中に知ったところで完全に避けることもできないので、
あまり関係のないことかもしれません。
そして、直哉が素直に乙骨の反転術式を受けたかどうかは定かではありませんが、
この後の展開から考えると、受けているように感じられます。
ここから、あの人物の回想シーンへと移ります。
「仁」と呼ばれる人物が、病室で赤ん坊を抱いていました。
その名前を呼んでいたのは、虎杖の祖父でした。
そして、「仁」と呼ばれた人物も「お父さん」と返していることから、仁は虎杖の父であることが伺えます。
虎杖の祖父は、虎杖の母について話しているようで、その母と関わっていると「殺される」と言うのです。
仁は、どうしても子供が欲しかったらしく、また、虎杖の母親とは別に「香織」という情勢がいたようですが、
残念ながら香織との間には子供はできなかった様子です。
さらに、虎杖の祖父の話し方から香織が死んでいることが分かりますが、
その原因が虎杖を生んだ母にあるような口ぶりでした。
そして、直後に登場した虎杖の母は、なんと額に縫い目があったのです!
偽夏油や脹相の父である加茂典倫と同じ、正体不明の何かに体を乗っ取られた人物でした。
ここで虎杖が目を覚ましたので続きはありませんが、物語の根幹である可能性が高い、
虎杖の出征の秘密の一端が垣間見えた瞬間でした。
目が覚めたということは、虎杖が生きているということです。
なぜ生きているのかというと、乙骨自身が語ってくれました。
まだ、五条が封印される前、そして、乙骨が海外の任務に就いていた頃に、五条は乙骨に会いに行っていました。
そこで、五条に何かあれば、高専生を助けてやって欲しいと頼んでいたのです!
それは、「嫌な予感がする」といった曖昧なものでしたが、
一定レベルの強者の勘はよく当たるもので、五条はその後、封印されてしまいました。
そして、以前は自分も死刑宣告を受けたことのある乙骨は、自身が執行人となった方が行動しやすいと考え、
上層部からは「虎杖を殺す」という縛りをかけられていたにもかかわらず、虎杖を生かすことに成功しました。
これは、あまり情報が出ていない乙骨の反転術式により、
虎杖の心臓を止めた直後に反転術式を使い蘇生したようです。
自らの手で虎杖の心臓を止めているので、「虎杖を殺す」という縛りは履行され、
その後の蘇生に関しては何の障害もなく行うことができたようでした。
これまでは、人が変わったかのように負のオーラを出しているように見えましたが、
その実、後輩想いの良い先輩といった雰囲気になっています。
それは、伏黒恵でした。
乙骨が五条側だと話していた段階で予想はできましたが、
伏黒も秘密裏に乙骨と行動を共にしていたようです。
伏黒は虎杖に、「高専に戻ってこい」と言いますが、当の本人は、
これまで自分の中の宿儺が殺してきた人を思い浮かべて、戻ることはできないと言います。
しかし、伏黒は、「自分たちは正義の味方じゃない、
呪術師だ」と言い、すべての責任が虎杖一人のせいではないと言います。
そして、まずは自分を助けろとも。
偽夏油が渋谷事変の最後に放った術式で、
偽夏油により術式に目覚めたもの同士の殺し合いが開催されてしまったこと、
それに姉である津美紀が巻き込まれていることを話します。
その殺し合いを「死滅回游」と呼びました。
今後は、この「死滅回游」を中心に話が進んでいくことになるでしょう。
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